交通事故に遭って怪我を負った場合、治療をしても元通りには回復しないことがあります。その場合、あなたの後遺症の程度に応じて1級〜14級の「後遺障害等級」が決まります。
この等級に応じて、後遺障害慰謝料・労働能力喪失率が決定されていきますから、後遺障害等級はとても重要な基準となります。
交通事故に遭ったことで生じた損害を、金銭的にいくらと評価するかという問題です。
損害には様々な側面があるため、損害の分類ごとにそれぞれ損害額を計算し、最終的にそれら全てを合算したものが損害の総額となります。
損害項目の代表的なものは以下のようなものです。
交通事故は、加害者側が全面的に悪い場合(被害者側過失ゼロの場合)もありますが、被害者側にも一定割合の過失が認められるケースも珍しくありません。
こういった場合、損害額全体を確定した上で、過失のある割合だけ請求額を減らす操作を行います(過失相殺)。損害により何らかの支払を免れ利益を得ているような場合、その得た利益の分だけ請求額を減らす操作も行われます(損益相殺)。